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歴史ある邸宅で味わう、岡山県北の“食と地酒” ― 『峰彩食堂 vol.4』@三浦邸(真庭市)
峰彩食堂 vol.4
三浦邸 × リストランテ シエロ
― 光と余韻が溶け合う、真庭の一夜 ―
午後のやわらかな光が、障子越しに差し込む三浦邸。
木の香り、畳の温もり、庭を渡る風。
ゆるやかに時がほどけていく中で、
今夜だけの食卓の準備が始まりました。
料理を手がけるのは、津山の名店「リストランテ シエロ」坂東シェフ。
そして、その傍らには、シニアソムリエの奥様。
ふたりが寄り添うように生み出す料理とワインの世界は、
まるで音楽のように調和し、
ひと皿ごとに真庭の風景を描いていきます。
明るい時間からゆっくりと夜へ。
西陽が消え、灯りがともり、
ガラスのグラスにゆらめく光が映るころ、
会場全体がひとつの物語のように動き出しました。
地元で育まれた野菜や果実、
静かに熟成を重ねた地酒やワイン。
ひとつひとつの食材には、
人の手と土地の記憶が宿っています。
それを丁寧に束ねるように、
坂東シェフの料理がそっと夜の空気に溶けていきました。
参加された皆さまが微笑みながらグラスを傾けるたび、
この場所にしかない“あたたかい時間”が生まれていました。
峰彩食堂は、
岡山県北の風土と、人の手から生まれる食の魅力を、
ひとつの“体験”として届けるプロジェクトです。
三浦邸という歴史ある邸宅に灯ったあの夜の光は、
今も私たちの心の中で静かにゆらめいています。
坂東シェフ、そして奥様。
おふたりの丁寧な仕事と、柔らかな笑顔が、
この夜の余韻をいっそう深いものにしてくれました。
次回の峰彩食堂でも、
また新たな土地と人、
そして光と食の出会いをお届けします。
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峰彩食堂(ほうさいしょくどう)について
「峰彩食堂」は、株式会社IroDoriと日本旅行が共同で企画する、
岡山県北を舞台とした“食と風景の体験プロジェクト”です。
歴史ある建築や文化財、自然豊かな景勝地を舞台に、
その土地の食材・料理人・酒蔵が出会い、
一夜限りの特別な食卓をつくりあげます。
食を通して地域の魅力を伝え、
訪れる人に“余韻の残る時間”を届ける。
それが、峰彩食堂のテーマです。
IroDoriがプロデュースする「料理と空間の演出」と、
日本旅行が担う「地域と人をつなぐ力」。
そのふたつが重なり合うことで、
“岡山県北の新しい観光体験”がここから生まれています。